これ(完全覚醒)が起こっても、あなたはゾンビになるわけでもないし、消滅したり、光とともに昇天するわけでもない。
あなたは、体に事前に設定されていることをそのままさせるだけだ。
そして、体に定められた一連の行動が終わりに来た時、喜びとともに体を離れていくのだ。
古く、くたびれたコートを脱ぎ捨てるような方法であなたは体を残していくだろう。

あなたは決して死なない。あなたの周りの人たちは、あなたが死ぬというだろうが、あなたにとって、死は存在しない。
あなたは古く、くたびれたコートを脱ぐような方法で、意識的に体を脱ぎ去るのだ。

しかし、事前に定めたコースをやり終えるまでは、これは起こらないだろう。
私があなたにこれを話したのは、もしあなたが覚醒しても死を恐れることはないと思ってもらうためだ。
だから、究極の状態を達成するのは、無の中へ消え去ることではない。
それは、偏在への移行であり、肉体という監禁を手放すことである。

これをするためには、あなたはそれ(完全覚醒)に対する強い願望を持たなければならない。永遠の存在でいるための唯一の障害は、あなたがこの限られた体でいたいという願望のせいだ。

あなたの希望を、究極の制限から自由になりたいという方向へシフトさせたとき、それははじまる。
しかし、最後まで行きつくには、体でいたいという望みよりも完全に自由になりたいという強い望みを持たなければならないのだ。

※続きます