全ての思考は制限の概念である

身体でいる…ということは、我々にとって究極の制限である。

我々は、窮屈さや痛みなどを感じるところに行き着いた。

この物理世界で自由を表現しようとしている。

より早くより遠くへ行くために、時間や距離を排除しようとしている。

この身体の中に入ってから、どれだけこの制限を受け入れてしまったのか…を私は指摘したい。

そしてこのことが、制限のない真の自分たちを見つけることを難しくしているのだ。

しかし、この制限の状態にいることにメリットもある。

我々はとても狭苦しく感じているため、ここから抜け出したいという欲求を持つことが出来るのだ。

もしこの世界が簡単にすぐに何でも可能な調和の取れた天国のようであったならば、そのような欲求は持たなかっただろう。

ここにいることで、異なったメリットがある。

我々は道を探すように強いられる。

自由を得るために、多くの方法やメソッドを試している。

だがどんな方法を試してみても、すべて同じ結果に行き着くだろう。

制限の概念から開放されるのだ。

その方法は心を静め、思考を止めるものでなければならない。

全ての思考は制限の概念である。

思考が止まったら、残るのは我々本来の存在である。

不幸にも我々には潜在意識という自動的な思考方法がセットされている。

そこでは、思考を背後に追いやり、そして特に注意することもなく(無意識に)それらに自動的な運転をさせる。

そして我々は見失うのだ。

続きます…