Q:それはまるで「サンフランシスコ」行きの看板のようですね。
サンフランシスコへ行く途上で、恐らく何百という看板があります。
けど、その看板の下に行ってそこに座ったとしても、サンフランシスコがどこにあるかを知るには十分ではない。
そしてそこで私は行き詰まります。

レスター:
わかった、君は方向が分かっていない。
「誰も何も君を乱すことのない場所」が君の方向だ。
その方向が君を最終目的地に連れていくだろう。

Q:分かります。でもそれはまるで月に行くような感じがします。

レスター:
それはとても簡単だよ。もし、君がそこに到達しようとすれば。
それが上手くいくか行かないかは君の決心次第だ

Q:それはすごい挑戦です!

レスター:もっと(ヒントを)欲しいかい?新たなヒントを与えよう。

Q:はい。

レスター:
完全に無私無欲になりなさい。他人にのみ関心を持ちなさい。
自分を意識するのをやめなさい。

それが、君を最終地点へ連れて行ってくれるだろう。
自分の行動で完全に無私無欲になったなら…、自分たちのためではなく、他人のために行動するならば、短期間に最終地点へ行きつくだろう。

Q:そのことに議論するつもりはないです。本当に重要なことだと思います。

レスター:
もう一つヒントをあげよう。
これ以上手放すものは何もない…というぐらいまで、欲望を手放しなさい。
そうすれば、君はそこへたどりついているだろう。
それが好きではないかな?

Q:そうですね、一部は好きかな。
私は手放したいものがたくさんあるんです。

レスター:
もし欲望がなくなるまでそれをつづけ、それが現れるたびに手放していたら、君は完全な場所へとたどり着くだろう。

続きます…。