幸福への欲求は、恩寵なのだ

Q:それに対する欲求をどうやって高めたらいいのでしょうか?

レスター:それは君だけができることだ。だれも君の代わりに出来やしない。

それに関しては、とても独特なものだ。

あなたはそれをしなければならない。

我々が経験できる恩寵は、常に存在しているのだ。

我々が原初の状態を再び確立するまで我々を居心地悪くするのは、内的存在なのだ。

幸福への欲求は、恩寵なのだ。

それは常にそこにある。

我々がすべき全ての事は、それを認め、それを受け入れることだけだ。

戻ろうとするのはいささか、神への冒涜になるのではないでしょうか?

レスター:いいや。そのことをあなたに話してきた人々は誰もあなたに最高の状態になってほしくないのだ。

しかし、それはこうやって起こる:まるで、夜眠りにつくようにだ。

幼子の身体に生まれる夢をみているのだ。

それから、1歳になり、それから20歳、そして40歳になる。

そして問題が次々と起こってくる。

覚えておきなさい、これは単なる夜見る夢なのだ。

これは続いていき、あるときそれに疲れて、そして身体が死ぬ夢を見る。

それからあなたは目覚める。

その夢を見ている間、どこであなたは自分を変えたのか?

あなたは変わっていなかった。

それは起こっていなかったとあなたは言うだろう。

それは全て心の中ででっちあげられただけだ。分かっただろうか?

この意識がある状態で、それをやっているのと同じことなのだ。

この意識がある状態とは、眠っている状態と同じなのだ。

我々は完全に、永遠の存在であるという現実に目を閉ざしている。

続きます…